「骨董市って興味はあるけれど、何から始めればいいか分からない…」「テレビで見たことはあるけれど、実際に行くのは不安」そんな風に感じている方も多いのではないでしょうか。骨董市は確かに独特の雰囲気がありますが、基本的な知識さえあれば誰でも気軽に楽しめる素晴らしい文化です。
骨董市初心者でも、正しい知識と準備があれば必ず素敵な発見と出会いが待っています。
この記事では、骨董市の読み方から東京のおすすめ会場、初心者が知っておくべきマナーまで、実際に足を運ぶために必要な情報をすべてお伝えします。読み終わる頃には、きっと次の週末に骨董市デビューをしたくなるはずです。
この記事のポイント
・骨董市の基本知識と三大骨董市がわかる
・東京のおすすめ骨董市とアクセス方法がわかる
・初心者向けの楽しみ方と注意点がわかる
骨董市初心者の基本知識

- 骨董市とは何か?読み方と三大骨董市
- 骨董市で買える品物と価格帯
- 初心者が知っておくべき基本マナー
骨董市とは何か?読み方と三大骨董市
骨董市(こっとういち)は、古い時代の美術品や工芸品、古道具などを扱う市場のことです。読み方は「こっとういち」が正しく、時々「こつとういち」と読まれることもありますが、正式には「こっとう」と読みます。関西地方では「がらくた市」と呼ばれることもありますが、基本的には同じものを指します。
日本の三大骨董市として有名なのは、東京の「大江戸骨董市」、京都の「東寺の弘法市」、そして大阪の「四天王寺のわつか市」です。これらの市場は長い歴史を持ち、規模も大きく、初心者の方にも人気があります。
大江戸骨董市は東京国際フォーラムで毎月第1・3日曜日に開催される、関東最大級の骨董市です。約250店舗が出店し、陶磁器から絵画、アクセサリーまで幅広い品揃えが魅力です。初心者の方は、まず大江戸骨董市のような大規模な市場を見学することで、骨董市の雰囲気を体感できます。
骨董市は単なる古物市場ではなく、日本の文化や歴史を肌で感じられる特別な場所です。江戸時代から続く陶磁器の技法や、職人が心を込めて作った漆器など、現代では作ることが困難な品物に出会うことができます。
骨董市で買える品物と価格帯

骨董市では実に多様な品物が売られており、初心者の方はその豊富さに驚かれることでしょう。主な品物としては、陶磁器(茶碗、皿、花瓶)、漆器、絵画、掛け軸、着物、帯、古書、刀剣、仏像、古道具、アクセサリーなどがあります。
価格帯は非常に幅広く、数百円の小物から数百万円の美術品まで様々です。初心者の方におすすめなのは、1000円から1万円程度の手頃な品物から始めることです。この価格帯でも、美しい染付の茶碗や、味わい深い古伊万里の小皿などを見つけることができます。
「骨董品はどこで買うのがいいの?」とよく聞かれますが、初心者の方には骨董市が最もおすすめです。骨董店と比べて価格が手頃で、出店者の方と直接話ができるため、品物の背景や扱い方について詳しく聞くことができます。
大江戸骨董市では、シルバーアクセサリーやヴィンテージのブローチなど、普段使いできる品物も多く見つかります。
最近では昭和レトロの品物も人気があり、昭和30年代から50年代の食器やおもちゃ、ポスターなども骨董市の定番商品となっています。これらは比較的安価で、初心者の方でも気軽に購入できる品物です。
初心者が知っておくべき基本マナー
骨董市には独特のマナーがあり、これを知っておくことで出店者の方とも良好な関係を築けます。まず大切なのは、品物を手に取る前に必ず「見せていただけますか?」と声をかけることです。
服装については、動きやすく汚れても大丈夫な格好がベストです。足元は特に重要で、歩きやすいスニーカーがおすすめです。屋外開催の場合、足元が不安定な場所もあるため注意が必要です。
持ち物で最も重要なのは現金です。多くの骨董市ではクレジットカードが使えないため、小銭も含めて十分な現金を用意してください。また、購入した品物を安全に持ち帰るための袋や緩衝材があると便利です。
値段交渉は骨董市の醍醐味の一つですが、礼儀を忘れずに行いましょう。「少しお安くしていただくことは可能でしょうか?」といった丁寧な言葉遣いで、相手への敬意を示すことが大切です。
写真撮影については、必ず許可を取ってから行い、他のお客さんの邪魔にならないよう配慮しましょう。特に高価な品物については撮影を断られることもあるので、理解を示すことが重要です。
重要:品物を落としてしまった場合の弁償について、事前に出店者の方に確認しておくと安心です。
骨董市初心者の実践方法

- 東京の初心者におすすめ骨董市とアクセス
- 初心者向けの楽しみ方と注意点
- 骨董市初心者についてのまとめ
東京の初心者におすすめ骨董市とアクセス
東京には多数の骨董市が開催されており、初心者の方でも参加しやすい環境が整っています。東京骨董市カレンダーを確認して、自分に合った市場を見つけましょう。
大江戸骨董市は初心者に最もおすすめです。毎月第1・3日曜日の9:00〜16:00に東京国際フォーラム地上広場で開催されます。JR有楽町駅から徒歩1分、地下鉄銀座駅からも徒歩5分と非常にアクセスが良好です。屋外開催のため雨天中止になることもありますが、規模が大きく品揃えも豊富で、骨董市の雰囲気を存分に味わえます。
護国寺骨董市は毎月第2日曜日に開催される、比較的小規模でアットホームな雰囲気の骨董市です。地下鉄護国寺駅から徒歩1分の護国寺境内で行われ、初心者の方には出店者との距離が近く、質問しやすい環境です。
世田谷ボロ市は年2回(12月15日〜16日、1月15日〜16日)だけの開催ですが、440年以上の歴史を持つ伝統的な市です。世田谷ボロ市は骨董品から日用品まで幅広く扱っており、お祭りのような賑やかな雰囲気が初心者にも親しみやすいです。
関東骨董市カレンダーを見ると、川越の「蔵の街骨董市」(毎月第3土曜日)や、鎌倉の「鎌倉骨董市」(月1回不定期)なども観光と組み合わせて楽しめます。これらの市場は観光地にあるため、骨董市だけでなく街歩きも同時に楽しめるのが魅力です。
初心者向けの楽しみ方と注意点

骨董市初心者の方には、まず「見学から始める」ことをおすすめします。最初から購入を目的とせず、どんな品物があるのか、価格帯はどの程度なのかを把握することが大切です。
効率的な回り方として、まず全体を一周して気になる店舗をチェックし、二周目で詳しく見学するという方法があります。人気の品物は早い時間に売れてしまうことも多いので、開場時間に合わせて早めに到着することをおすすめします。
骨董市のスケジュールは季節や天候によって変更されることがあるため、事前にウェブサイトや電話で確認することが重要です。特に屋外開催の市場は雨天中止になることも多いので注意してください。
初心者の方は、まず自分が普段使いできそうな食器や小物から始めると、骨董市の楽しさを実感しやすいでしょう。
質問を積極的にすることも大切です。「この器はどちらの窯のものですか?」「時代はいつ頃でしょうか?」といった質問をすることで、出店者の方から貴重な情報を聞くことができます。これは骨董市ならではの醍醐味で、書籍やインターネットでは得られない生きた知識を学べます。
季節に応じた楽しみ方もあります。春は桜の季節に合わせた花器、夏は涼しげなガラス器、秋は紅葉をモチーフにした工芸品、冬は暖かみのある陶器といったように、その時期にぴったりの品物を探すのも楽しいものです。
東京骨董市カレンダーをチェック
骨董市初心者についてのまとめ
骨董市初心者の方が知っておくべき重要なポイントをまとめましょう。
まず、骨董市は「こっとういち」と読み、三大骨董市である大江戸骨董市、東寺の弘法市、四天王寺のわつか市が有名です。品物は陶磁器からアクセサリーまで多岐にわたり、価格帯も数百円から数百万円まで幅広く揃っています。基本マナーとして、品物を手に取る前の声かけ、丁寧な値段交渉、現金の準備が不可欠です。
東京では大江戸骨董市が初心者に最もおすすめで、アクセスも良好です。護国寺骨董市や世田谷ボロ市など、それぞれ特色のある市場があり、関東骨董市カレンダーで開催スケジュールを確認できます。初心者の楽しみ方としては、まず見学から始めて、普段使いできる品物から購入を検討し、出店者の方との会話を大切にすることです。
骨董市初心者の方も、適切な準備と心構えがあれば、必ず素晴らしい体験ができます。古い時代の美しいものと出会い、その背景にある歴史や文化を感じることで、日常生活がより豊かになるでしょう。次の週末、ぜひ勇気を出して骨董市に足を向けてみてください。きっと新しい世界が広がっているはずです。
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