蚤の市戦利品レポ!平安蚤の市と東京蚤の市で見つけたお宝たち【体験談】

蚤の市ビンテージ

蚤の市巡りを始めて3年になります。関西在住の私は、年に2回開催される平安蚤の市を楽しみにしていて、東京出張の際は必ず東京蚤の市にも足を向けています。今回は、これまで両方の蚤の市で手に入れた「戦利品」たちを、正直な感想とともにご紹介したいと思います。

平安蚤の市と東京蚤の市、それぞれ全く違う魅力があるんですよね。値段も雰囲気も、売られているものも本当に違う。でも、どちらも「今日はどんな出会いがあるかな?」というワクワク感は同じです。

蚤の市での戦利品探しは、まさに宝探しのような楽しさがあり、思いがけない掘り出し物との出会いが何よりの醍醐味です。

友人からは「また蚤の市で何か買ったの?」とよく言われるのですが、私にとっては単なる買い物ではなく、その品物にまつわるストーリーを感じ取る時間でもあるんです。今日は、そんな私の蚤の市戦利品ストーリーをお話しします。

この記事のポイント
・平安蚤の市での実際の戦利品体験談がわかる
・東京蚤の市との値段や雰囲気の違いがわかる
・蚤の市で上手に買い物するコツがわかる

目次

平安蚤の市での戦利品体験談

蚤の市北欧

・古着コーナーで見つけた北欧ヴィンテージワンピース
・値段交渉で手に入れた昭和レトロ食器セット
・平安蚤の市の口コミ通り!意外な掘り出し物との出会い

古着コーナーで見つけた北欧ヴィンテージワンピース

去年の春の平安蚤の市での話です。いつものように朝一番で会場に向かい、まずは全体をざっと見て回っていました。平安蚤の市って本当に広くて、一日では全部見きれないほどなんです。古着のコーナーを歩いていた時、ふと目に留まったワンピースがありました。

深いネイビーにクリーム色の花柄がプリントされた、膝丈のワンピース。一見地味なんですが、よく見るとシルエットがとても美しくて、生地の質感も上品だったんです。タグを見ると「MARIMEKKO」の文字が!まさか平安蚤の市でマリメッコに出会えるなんて思ってもいませんでした。

お店の方に「これ、おいくらですか?」と聞くと、「3500円です」とのこと。平安蚤の市の古着コーナーでは、ブランド物でも比較的リーズナブルな価格で手に入ることが多く、北欧好きにはたまらない掘り出し物が眠っています。

試着させてもらうと、サイズもぴったり!70年代頃のヴィンテージマリメッコで、現在では見かけないレアな柄だそうです。即決で購入しました。後で調べてみると、同じような年代のマリメッコワンピースが古着屋で2万円近くで売られていて、本当にラッキーだったと思います。

このワンピースは今でもお気に入りで、大切な日によく着ています。デパートで新品を買うのとは違う、「この服にはどんな人生があったのかな」と想像する楽しさがあるんですよね。

値段交渉で手に入れた昭和レトロ食器セット

骨董市掘り出し物参考

平安蚤の市では値段交渉ができることも魅力の一つです。秋の開催で見つけたのが、昭和30年代の食器セットでした。花柄がプリントされた可愛らしい小皿が5枚と、同じ柄の小鉢が3つ。どれも状態が良くて、当時の暮らしぶりが偲ばれるような温かみのあるデザインでした。

最初に提示された価格は4000円。確かに状態も良いし適正価格だとは思ったのですが、学生の私には少し厳しい金額でした。お店の方と世間話をしているうちに、「学生さんなら3000円でいいよ」と言ってくださったんです。

平安蚤の市の値段交渉は、単に安くしてもらうだけでなく、出店者の方との心温まる交流も生まれ、それも含めて貴重な体験になります。

このセットは現在、普段使いの食器として大活躍しています。朝食のヨーグルトを小鉢に入れたり、お茶うけのお菓子を小皿に載せたり。毎日使うたびに、昭和の暮らしに思いを馳せています。新品では味わえない、使い込まれた温かみがあるんです。

友人が遊びに来た時も「この食器可愛いね!どこで買ったの?」とよく聞かれます。平安蚤の市での出会いの話をすると、みんな興味深そうに聞いてくれて、「今度一緒に行きたい!」と言ってくれる人もいます。

平安蚤の市の口コミ通り!意外な掘り出し物との出会い

ネットで平安蚤の市の口コミを見ていると、「思わぬ掘り出し物がある」という書き込みをよく見かけます。最初は半信半疑だったのですが、実際に体験してみて本当だということが分かりました。

ある時、陶器のコーナーで小さな湯呑みを見つけました。特に目立つものではなく、むしろ地味な印象の湯呑み。でも手に取ってみると、なんとも言えない質感の良さがあったんです。底を見ると、小さく作家の印が入っていました。

お店の方に聞いてみると、地元京都の陶芸家の作品だということでした。価格は1500円。平安蚤の市では、有名ではないけれど腕の確かな作家の作品に出会えることがあり、それが口コミで「掘り出し物がある」と言われる理由なのです。

この湯呑みで飲むお茶は、なぜかいつもより美味しく感じます。作家さんの思いが込められているからでしょうか。高級な茶器ではないけれど、毎日の生活に寄り添ってくれる、かけがえのない存在になっています。

平安蚤の市の魅力は、こういう「隠れた名品」に出会えることなのかもしれません。派手さはないけれど、確かな技術と愛情が込められた品物たち。それを見つけた時の喜びは、何物にも代えがたいものがあります。

東京蚤の市での戦利品体験談

蚤の市戦利品

・安いと思って買ったら実は高価だったガラス器
・予想以上に高くて諦めたアンティーク家具の話
・蚤の市戦利品についてのまとめ

安いと思って買ったら実は高価だったガラス器

初めて東京蚤の市に参加した時のことです。関西の蚤の市に慣れていた私は、東京も同じような価格帯だろうと思っていました。ところが、実際に回ってみると、全体的に平安蚤の市より高めの印象。「やっぱり東京は高いな…」と思いながら見て回っていました。

そんな中、あるお店で美しいガラスのコップを発見。透明なガラスに淡い青の模様が入った、とても上品なデザインでした。「これいくらですか?」と聞くと、「2500円です」とのこと。東京の相場を考えると、むしろ安いくらいかもと思い、購入しました。

帰宅後、なんとなく気になってそのガラスコップについて調べてみたところ、なんと昭和初期の江戸切子だったことが判明!東京蚤の市では、関西では見かけないような江戸の職人技が光る品物に出会うことができ、それが東京ならではの魅力です。

専門店で同じような江戸切子を見ると、1万円を超える価格で売られていました。知らずに買った私はラッキーだったのですが、同時に東京蚤の市の奥深さを実感しました。出店者の方々の目利きのレベルが高く、本物の良い品物が適正価格で売られているんですね。

このコップは来客時の特別なグラスとして使っています。江戸切子の美しさを知ってから、日本の伝統工芸により興味を持つようになりました。

予想以上に高くて諦めたアンティーク家具の話

アンティークとは?

東京蚤の市で一目惚れしてしまったものの、値段を聞いて諦めざるを得なかった品物があります。それは、大正時代の和箪笥でした。桐材で作られた美しい箪笥で、金具も当時のものがそのまま使われている本格的なアンティーク家具でした。

サイズも我が家にぴったりで、「これが部屋にあったらどんなに素敵だろう」と想像が膨らみました。恐る恐る値段を聞いてみると…なんと15万円!関西の感覚からすると、かなり高額でした。

出店者の方の説明によると、これは大正時代の職人による手作りで、当時の技法がそのまま残されている貴重なものだとのこと。確かに細部まで丁寧に作られていて、現代では再現困難な技術が使われているのが分かります。

東京蚤の市では、平安蚤の市と比べて価格帯が高めですが、その分、質の高いアンティーク家具や美術品に出会える機会も多いのが特徴です。

結局その時は予算オーバーで諦めましたが、今でも時々思い出します。「あの箪笥、まだあの方が持っているのかな」「誰かの家で大切にされているといいな」と。高くて買えなかったけれど、美しいものを見る目を養ってもらった気がします。

東京蚤の市は確かに高いものも多いですが、それには理由があるということを学びました。品質、希少性、歴史的価値…それらを総合的に考えると、決して高すぎる値段ではないのかもしれません。

蚤の市戦利品についてのまとめ

・平安蚤の市では北欧ヴィンテージワンピースや昭和レトロ食器など、関西らしい親しみやすい価格で良質な品物に出会えた
・値段交渉や出店者との交流も楽しめ、それも含めて平安蚤の市の魅力
・東京蚤の市では江戸切子など関西では見つけにくい伝統工芸品に出会え、東京ならではの発見があった
・東京蚤の市は全体的に価格帯が高めだが、その分質の高いアンティーク家具や美術品が豊富
・どちらの蚤の市も、単なる買い物を超えた文化的な体験ができる貴重な場所だと実感

蚤の市での戦利品探しは、まさに一期一会の出会いです。同じものは二度と見つからないからこそ、その時の直感を大切にして、後悔のない選択をしたいと思います。

平安蚤の市と東京蚤の市、それぞれに違った魅力があって、どちらも私にとってはかけがえのない体験の場です。これからも年に数回は足を運んで、新しい出会いを楽しみたいと思います。

皆さんも機会があれば、ぜひ蚤の市に足を向けてみてください。きっと素敵な戦利品との出会いが待っているはずです。そして、その品物にまつわるストーリーも一緒に持ち帰ってくださいね。

重要:蚤の市での購入は現金が基本です。予算を決めて、小銭も多めに用意していくことをおすすめします。

参考記事
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